血圧計で血圧が測れない…そんな悩みありませんか？
在宅や施設で一番の悩みは血圧計で測れない・エラーになるという悩みは無いでしょうか。
「毎日測っていたのに、急にエラーが出る」
「高齢の家族が血圧計を使っても“測定できません”と出る」
「起床や入浴前に血圧を測りたいのに測れない」
そんな経験をしたことはありませんか？
実はこの悩み、機械の不具合もありますが「使う環境や姿勢のズレ」が原因のことが多いのです。
特に高齢者の場合、腕の位置やカフの巻き方、血流の弱さなど、
ちょっとした違いで測定がうまくいかなくなることがあります。
介護現場でもよくある「測れない・エラーになる原因」とすぐにできる改善方法をわかりやすく
解説します。
高齢者が血圧計でうまく測れない主な原因
高齢者が血圧計で測れない理由は、実は1つではありません。
複数の小さな要因が重なって、結果的にエラーや測定不能になっています。
姿勢・腕の高さが合っていない
腕が心臓の高さに合っていないと、誤差や測定不能が起こります。
ベッドや車椅子で測るときは特に注意が必要です。
対策：
- 背もたれに寄りかかり、リラックスして座る
- 腕を机やクッションに乗せて、心臓と同じ高さにする
巻き方が不適切
高齢者は腕が細い・皮膚が柔らかいことが多く、
緩すぎる／きつすぎる／服の上から巻くことでエラーになりがちです。
対策：
- 服をめくり、肌に直接巻く
- チューブの位置を腕の内側中央（動脈）に合わせる
測定中に動く・話す
話しかけたり、体が動いたりすると、圧力センサーが正しく反応せずエラー表示が出ます。
対策：
- 測定中は静かに待つ
- 肘掛けのある椅子を使うと安定しやすい
- 声かけして安心してもらう（緊張も誤差の原因）
手や腕が冷えている
血流が弱い状態では、血管の拍動を感知できません。
対策：
- 測定前に手を温める（お湯・タオル・こすり合わせ）
- 測定環境の室温を20〜25℃程度に保つ
不整脈や動脈硬化の影響
脈が不規則な場合、通常の血圧計では測定が難しいことがあります。
特に心房細動や脈の乱れがある方に多いです。
対策：
- 不整脈対応モデル（例：オムロン HCRシリーズなど）を選ぶ
- 1回の測定でなく、2〜3回測って平均値を取る
機械トラブル・電池切れ
意外と多いのが「電池残量不足」や「カフホースの破損」。
特に5年以上使っている機器は誤作動しやすくなります。
対策：
- 電池を新品に交換
- カフの破れ・空気漏れをチェック
- 古い機種は買い替え目安5年
血圧計の種類と特徴
血圧計は、主に大きく分けて「上腕式」「手首式」の2種類があります。
上腕式血圧計
特徴
腕の上部（二の腕）にカフ（腕帯）を巻いて測定するタイプ。
医療機関でも最も多く使われており、精度が高く信頼性が高いのが特徴です。
メリット
- 測定値が安定しやすく、誤差が少ない
- 医療用にも使われるほど信頼性が高い
- 不整脈がある方でも比較的正確に測れる
- 大きなディスプレイ・音声ガイド付き機種も多い
デメリット
- カフの装着に少し手間がかかる
- 腕を通す動作が難しい方にはやや不便
- 本体が大きめで持ち運びには不向き
手首式血圧計
特徴
手首に巻いて測定するタイプ。コンパクトで持ち運びがしやすく、
高齢者でも自分で装着しやすいのが人気の理由です。
メリット
- 軽くて小さい（旅行・訪問介護に便利）
- カフの巻きやすさが抜群
- 測定がスピーディーで手軽
デメリット
- 手首の位置が心臓より高い・低いと誤差が出やすい
- 手が冷えていると血流が弱く誤差が増える
- 不整脈がある方では測定が安定しないこともある
血圧計の測定方式の種類
「自動式」と「手動式」の2タイプに分かれます。
自動式血圧計
カフを腕に巻いてボタンを押すだけで、自動的に加圧→減圧→測定を行うタイプ。
メリット
- 操作が簡単（ボタン1つでOK）
- 測定スピードが速い（約30〜60秒）
- 家庭・介護施設で扱いやすい
- データ記録・Bluetooth連携などの機能がある
- 誤差が少なく安定した値を出しやすい
デメリット
- 機械誤差や電池切れによるエラーが出ることがある
- 姿勢・カフ位置に敏感で、ずれると誤測定になる
- 不整脈が強い人は正確に測れないこともある
- 電子部品があるため、湿気・衝撃に弱い
手動式血圧計
聴診器を使い脈を耳で聞きながら針のメーターで値を読むタイプ。医師や看護師が診察時に使用する本格的な方式です。
メリット
- 精度が非常に高い（電子誤差がない）
- 不整脈や低血圧の人でも正確に測れる
- 電池不要・機械トラブルが少ない
- 正確な基準値を出す医療現場向き
デメリット
- 聴診・圧力調整に技術が必要（一般家庭には不向き）
- 測定時間がかかる
- 機器のメンテナンスが必要
血圧計の主なモデルの違い
- 不整脈対応モデル（不整脈検知機能付き）
- Bluetooth／スマホ連携モデル（データ管理タイプ）
- 音声ガイド付きモデル（視覚・操作支援タイプ）
- メモリー機能付きモデル（複数人・長期管理向け）
- 携帯・コンパクトモデル
- プロフェッショナルモデル
血圧計は毎日の健康管理を支える大切なツール。
自分や家族の使いやすさを優先して選びましょう。
商品紹介
今回は機能より使いやすさで選びました。
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まとめ
血圧計には色々な種類がありますが
正確に測りたいなら → 上腕式
手軽に使いたいなら → 手首式
高齢者や介護の現場では、
「使いやすさ」と「安定した測定」が特に大切です。
測定がスムーズにできることで、血圧管理のストレスが減り、
健康チェックを毎日の習慣として続けやすくなります。
血圧を知ることは、健康を守る第一歩です。
ぜひ、自分やご家族に合った血圧計を選んで、安心できる毎日を過ごしてください。
介護士からの意見
手首式が値段も安く手軽ですがエラーも多く測定できない時も多くあります。
家で使う方で少し値段が高くてもいいよ。と言う方は
手首式よりエラーも少なく正確で自動式 上腕測定の血圧計を購入されるが一番いいのでは無いでしょうか。
介護施設ではオムロンの自動式 上腕測定 の血圧計を使われている施設は多いのではないでしょうか。
７割くらいの利用者様は１回で測ることができますが３割くらいの方は不整脈でなかなか測れないのではないでしょうか。腕の位置を変えてみたり臥床してみたりと色々試しすも測れない！と看護師に報告する日も多々あるのではないでしょうか。
値段も気にせず３割くらいのエラーも無くしたいと言う施設などで働いている方には
エレマーノ２ ES-H56をおすすめしたいです。
僕が働いている施設では導入してくださりましたがエラーは凄くに減ります。
自動測定も
ノーマルとスローモードがあり不整脈の方も１回で測定できます。
看護師が使用する場合は手動で聴診器を使用しても測定できます。
値段が高いですが何度も測らなくていいので測定の時間短縮にも繋がります。
施設で勤められている方などはお願いしてみるのもいかがでしょうか。
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